フィリピン孤児院

スモーキーマウンテン、スアワン、マハヤハイ等の山中を周り、子ども達の就学支援を行っています。また、ダバオ市郊外のタナクンに3000坪の土地を所有しており孤児院の開設を目指し活動しています。

マンスリーレポート
(2023年10月)

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Photo:スモーキーマウンテンの子どもたちにも学用品を届けることが出来ました

フィリピンでは、新学期(2023年〜2024年)の授業が8月29日から始まりました。
皆様の暖かい、尊いご支援によって、今年度は 授業が始まる前に学校への登録費や授業料の 支払いとともに、学校から渡されるリストに従って学用品を買い揃え、各地域の就学支援生に届 けることが出来ました。
皆様のご支援、ご協力に 心から感謝致します。
新学期が始まったばかりですが、悲しい出来事 がありました。
就学支援生のアレンとリコのお母さんが9月11 日に子宮頸管がんで亡くなりました。
9月11日正午に病院から連絡を受け、学校に早退の許可をもらい、子どもたちを迎えに行きました。年下のリコはショックのあまり泣くことも出来ず震えて いました。
アレンとリコが悲しみから立ち直り、元気に勉強を続けられるように出来るだけのサポートをしていこうと思っています。
皆様の暖かいご支援を心から感謝致します。
引き続きフィリピンの子どもたちのために、皆様のご支援ご協力をよろしくお願いいたします
(エレノア・V・タイロス)

フィリピン孤児院について

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フィリピン礎の石孤児院では、1997年より、恵まれない子どもたちに対する就学支援の働きをしています。私たちはこれを長期教育プログラムと呼んでいます。その目的は無学文盲を根絶し、子どもたちが将来に対して大きな希望を持つことが出来るようにする ことです。 毎年、スアワン、カタルナン、ペクゥエーノ、マハヤハイ、タクナン、そしてスモーキーマウンテンの子どもたちを支援していますが、私たちはさらに他の地域の子どもたちも助けたいと願っています。私たちは4歳から18歳の子どもたちを対象に、幼稚園から高校/大学までの就学支援を行っています。 毎年新学期には、就学支援生たちのために、学費、靴やカバン、制服等の学用品の必要があります。カバンや制服は、大きくなった子どもたちの物を下の子どもたちに回して使っています。6月と12月には就学支援生が全員集まる機会も作っています。子どもたちの夢を現実にするために、皆様の温かいご支援を心からお願い致します。皆様のご支援が無ければ私たちの働きは出来ません。 是非この働きに加わって下さい!子どもたち1人1人の夢を育てて下さっている、皆様のご支援ご協力に心から感謝致します。

現地孤児院責任者
エレノア.V.タイロス

私は、親を失い、見捨てられた孤児たちを助ける孤児院を設立したいというビジョンがあり、長年の希望でもありました。私は、物乞いをしている子どもたちを見るたびに心が、痛みました。こうした子どもたちの多くは、厳しい生活から逃れ良い生活を求めて家出して町へ出てきたのです。しかし路上生活をしているうちに、ほとんどの子どもたちは麻薬におぼれ、盗みをするようになっていきます。第2孤児院は私達の大きな希望です。このように助けを必要としているもっと多くの孤児たちを受取るために、第二孤児院の建設を待ち望んでいます。

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現地責任者 エレノア.V.タイロス スタッフ