礎の石孤児院

ザンビア孤児院

2019年6月 マンスリーレポート:シオン桜子ムタレ

ムリシャーニ(お元気ですか)?皆様の日頃のご支援に心より感謝申し上げます。
ザンビアの礎の石孤児院はこの4月より、名称をコーナーストーンオブホープ(Cornerstone Of Hope)と改名し、新しい歩みに入りました。日本の国際NGOである“AAR(難民を助ける会)”から思いがけず移譲される事となった、孤児の学資支援のための養鶏、製粉場よって、スラム地区の孤児たちを救済していく新しい働きも始まっています。今年は、沢山の新しい事が起きていくので、とてもワクワクしています。高校を卒業したスティーブンとデビッドは、日本での技術研修の夢をまだ持ち続けています。特に農業分野を希望していますので、関心のある方は事務局にお知らせ頂けると幸いです。先日、ルサカ孤児院のある地区の国会議員から連絡が入り、40人程のストリートチルドレンを警察に収容しているから、受け入れて欲しいと要請されました。既に50人保護している中で、非常に厳しい判断でしたが10人程急遽受け入れることにしました。食費等、どうぞ引き続きご支援をお願い致します。
写真:AARからの移譲セレモニーにて

ザンビアでは、主に貧困を背景として約100万人以上の孤児がいるとされています。親を亡くした孤児たちは、精神的、経済的な支えを失うのみならず、貧困、疎外、差別を経験しながら、就学、就職の機会をめぐっても、孤独な闘いを強いられています。ザンビア孤児院は、そのような状況にある孤児の救済を目指し、農村部と首都において運営されていますが、同時に、地域の現状とニーズにより、幅広い支援活動を展開しています。

カセンガ

農村部においては、孤児院学校を設立し、孤児と地域の子ども達約80人に教育の機会を提供すると共に、地域医療へ貢献し、女性の健康守ることによって孤児が生まれる背景の軽減を図る狙いで、妊産婦検診、乳幼児健診等を行っています。また、地元サッカーチームを作り、スポーツを通した次世代のリーダーの養成と啓蒙も行っています。

ルサカ

都市部においては、シェルターとして、5才から20代のストリートに暮らす子どもたち(孤児も含む)約40人を保護し、養育しています。年少グループには教育、年長グループには技術訓練と、就職機会の提供等が重要なプログラムですが、同時に、ドラッグ、アルコールの常習から抜け出すための支援や、トラウマカウンセリング等も、専従のスタッフによって日々行われています。また同時に、親戚に預けられている孤児達への学用品、衣類等の支援を続けており、将来的には、より多くの孤児たちを24時間保護できる施設の建設を目指しています。

2004年から始まったザンビア孤児院の働きは、支援を必要としている孤児、ストリートキッズたちの圧倒的な数を鑑み、施設の拡大を急務としています。家族から、社会から見捨てられた子どもたちを助け、ひとりひとりが、自分の命に価値と意味を見出し、それを全うしていけるように、皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

ザンビア孤児院 桜子ムタレ(青木)スタッフプロフィール

宮城県名取市に生まれる
20歳で青年海外協力隊に参加し、西アフリカセネガルに2年間滞在帰国後、日本福祉大にて、教育と福祉、国際福祉を学ぶ
名古屋市の重度知的障害者の入所更生施設で勤務後、NPO法人礎の石孤児院ザンビアのコーディネーターとしてザンビアに滞在し、現在に至る。
ザンビア人の夫との間に3男あり。