ザンビア孤児院

ザンビアでは首都のルサカのンゴンベコンパウンド(スラム)において、HIV孤児のための学校運営、給食支援を行なっています。

マンスリーレポート
(2022年8月)

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Photo: 建設する学校の模型

ムリシャーニ(お元気ですか)?皆様の日頃の ご支援に心から感謝も仕上げます。
日本は40℃で非常な暑さというニュースを聞き ながら、ここ首都ルサカでは地域的に降雪があ り、非常に寒い日々を送っています。
現在7年生が11月に行われる全国統一試験に 向けて猛勉強中なのですが、少し不安でナーバスになっているようなので、あれこれと精神的な サポートを続けているところです。
さて、この7年生が、8年生に進むための受け皿 として、8月には中高等学校(8-12年生)の建設 が始まる予定でいます。
全部で3棟(図書館、キッチン・食堂、PCルーム、オフィス、シェアハウス 等含む)の内の1棟だけなのですが、残り2棟の建設資金が3千500万円程、また、その他の設備 投資等に300万円程が今後必要になります。 2019年10月に、わずか10人の孤児たちの支援から始めて以来3年で、このように事業を拡大 する事ができている奇跡に感謝します。また、皆様のご支援なくしては不可能なことでした。
どうかこれからもお力添えをお願いいたします。(シオン桜子ムタレ)

ザンビア孤児院について

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ザンビアでは、主に貧困を背景として約100万人以上の孤児がいるとされています。親を亡くした孤児たちは、精神的、経済的な支えを失うのみならず、貧困、疎外、差別を経験しながら、就学、就職の機会をめぐっても、孤独な闘いを強いられています。ザンビア孤児院は、そのような状況にある孤児の救済を目指し、首都において運営されていますが、同時に、地域の現状とニーズにより、幅広い支援活動を展開しています。

2004年から始まったザンビア孤児院の働きは、農村部における孤児院の運営から始まり、首都ルサカに拠点を移したのちにストリートキッズの緊急シェルターの運営を行いました。その経験の中で、孤児やストリートキッズ達が貧困から抜け出し自立した生活を送るためには、幼い頃からの教育と食事の補償が重要であると考えました。そのため、現在はHIV孤児の学校運営をルサカのスラムであるンゴンベコンパウンドで学校運営と給食支援を行なっています。社会から見捨てられた子どもたちを助け、ひとりひとりが、自分の命に価値と意味を見出し、それを全うしていけるように、皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。


ンゴンベコンパウンド

ザンビアには 140 万人の孤児がいると言われています。
ンゴンベコンパウンド(スラム)の人口は約15万人であり、その半数が子ども人口、そのうち6〜7人にひとりが孤児であると言われています。 
多くの孤児は、親を失った後、祖父母や親戚に預けられて生活していますが、教育費が負担となり、学校に行かせてもらえないか、親戚をたらい回しにされる場合が非常に多いという状況があります。特にコンパウンドの孤児においてそれは顕著です。
当団体はストリートチルドレンの保護と養育もしてきましたが、その経験から、子どもが路上に出る大きな要因は、①家に食べ物がない、 ②学校に行けてない、③ 虐待を受けている、の3つであると考えます。
子どもが 1 度ストリートでの生活を体験してしまうと、多くのトラウマ体験を経てしまい、またドラッグやアルコールにのめり込み、その更生には長い時間がかかります。
そこで、 ①と②の要因を支援し、子ども達が路上に出てしまう事を予防し、かつ生産的に将来を切り開ていく事が出来るような、教育支援が必要とされています。

現在、当団体では、コンパウンドにて、孤児の中でも、更に困難な状況に置かれているHIV 孤児(親をHIV で亡くした、または本人も陽性)の救済を重点課題とした学校を運営し、教育と給食を支援しています。
孤児たちの多くは、居住する家庭においては一日1〜2食しか食べれていない、かつ今まで貧困により学校に通えていませんでした。中でもHIV に感染している孤児たちは、毎日免疫を高めるための薬を服薬しますが、特に空腹時の服薬は危険な副作用を及ぼすため、昼食だけでなく、朝食の提供も行っています。
『傍観者であってはならない。問題解決を目指し、新しい社会の創造者たれ』を教育モットーとしており、子ども達が創造的に、発展的に思考しながら豊かな人生をつくり出せる教育を目指しています。
昨年は、債務不履行に陥るなど、ザンビア経済は悪化の一途を辿っており、失業、飢餓等は更に深刻さを増してきています。そのため、孤児家庭を含めたコミュニティ全体の、特に収入向上を目指したエンパワーメント活動を計画しています。その第一歩として、コミュニティとの信頼関係を作るために、緊急支援として食糧・衣料等配布や、JICA に係わるあるプロジェクトに協力し、地域の女性たちを対象にしたコンパウンドの美化活動等も継続して行ってきました。
また、孤児を預かっている親戚の家庭環境によって、孤児の毎日の登校が困難になるケースがあるため、その親戚への医療費等も含めた様々な支援を行なっています。

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ザンビア孤児院 責任者
桜子ムタレ(青木)スタッフ

宮城県名取市に生まれる 20歳で青年海外協力隊に参加し、西アフリカセネガルに2年間滞在帰国後、日本福祉大にて、教育と福祉、国際福祉を学ぶ 名古屋市の重度知的障害者の入所更生施設で勤務後、NPO法人礎の石孤児院ザンビアのコーディネーターとしてザンビアに滞在し、現在に至る。 ザンビア人の夫との間に3男あり。

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桜子ムタレ スタッフ