礎の石孤児院とは

私達の孤児院は、1997年に始まりました。
2001年4月に東京・五反田に事務所を開設し、本格的な働きがスタートしました。 2001年12月14日には、「特定非営利活動法人」として東京都から認定され、“NPO法人礎の石孤児院”としての正式な働きが進められています。
2011年8月、国税庁から認定NPO法人としての認定を受け、所管変更後も東京都から認定NPO法人としての認定を受けています。
現在、カンボジア、ザンビアに直営の孤児院の働きがあり、日本から遣わされたスタッフが現地スタッフと共に働きを進めています。
フィリピンでは就学支援の働き、ザンビアではHIV孤児の学校運営等も行っています。
日本においても社会的養護の必要な子どもたちのためにファミリーホームを開設する準備が進められています。以前は他団体が行っている孤児院(ルーマニア、インドなど)への経済的サポートを中心に行ってきましたが、私達はこれら孤児院へのサポートを継続するとともに、さらに直営の孤児院を世界のすべての大陸に設立し、さらに多くの子どもたちを助け、日本においてはファミリーホーム事業の働きを進めていきます。

礎の石孤児院のビジョン

「礎の石孤児院」の名前は、「人々に見捨てられた石、それが礎の石となった。」という聖書の言葉から付けられました。
世界には社会や国、そして親にさえ見捨てられてしまった子どもたちがいます。彼らを私たちの孤児院に受け入れ、この世界中で愛が冷めていく厳しい時代に、礎の石となって、人々を助け生かす大人へと育って、孤児院から巣立ってくれることを願い信じて働きをしています。

私たち「礎の石孤児院」は1997年、カンボジアでの孤児院建設から始まりました。 同年11月から孤児たちを受け入れ始め、多くの卒業生を社会に送り出し、今現在は18名の子供たちが在院しています。 ザンビアでは、最貧困地区のカセンガ地区に孤児院を建設し、2004年に孤児院をスタートし、2006年から子供たちを受け入れはじめました。6人の子ども達を高校卒業に導き、現在は敷地内に設立した小学校で学校にいけない近隣の子ども達に教育の機会を提供し、地域医療にも貢献しています。
2010年2月より拠点を首都ルサカに移し、ルサカにおける第2孤児院の働きを始めました。ルサカでは2015年より、ストリートチルドレンに対する支援を行い、現在はHIV孤児の学校運営を行っています。
これらの働きはテレビ「なぜ、そこに日本人」でも紹介されました。
またフィリピンやブラジルにおいても孤児院の働きのための準備が進められています。 今はまだ数箇所の段階ですが、将来的には、世界の5大陸で90ヶ国以上の国に孤児院の建設を目標としています。
日本でも、子供に関わる事件、事故は毎日のように報道されており、現代は子供たちにとって受難の時代と言われています。そして、この「受難」は日本だけでなく、世界各地にも言えることです。
ですから、私たち「礎の石孤児院」は、世界中の子供たちに目を向け、一人でも多くの孤児たちを助ける事が出来るようにと、全世界に向けての孤児院建設をビジョンとしています。 私たちの働きを通して、世界中にいる助けなければ死んでいく命に心を向けてくださり、共にこの働きに加わっていただければと心から願っています。

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礎の石孤児院理事長  木原 真