世界の孤児の現状
孤児の数(サハラ地域のアフリカ諸国、アジア、ラテンアメリカとカリブ諸国の合計) 資料:ユニセフのデータ
2003年時点での0-17歳の孤児の人数は、統計上は世界全体で合計143,400,000人です。 インドと中国で全体の約38パーセントを占めています。 (UNICEF発行「2006年 世界子供白書」より) 先進工業国の統計が無いため、 また世界には統計上存在していない(戸籍などが無い)人間もいるため、 この数値がどの程度現実を反映しているかはわかりませんが、上記の数字を基準にしてみても、 一日に約392人の子供が孤児となり、 一時間に約16人の子供が孤児になっている現状があります。
孤児の数(サハラ地域のアフリカ諸国、アジア、ラテンアメリカとカリブ諸国の合計) 資料:ユニセフのデータ
現在、エイズによって親を失った子どもの数は1,500万人。日本の小・中・高校生を合わせた数を上回ります。そして、その8割の1,200万人が、サハラ以南のアフリカの子どもたちと推定されています。 (ユニセフWEBサイトより 1520万人の説もあります。)
ユニセフがまとめた世界の孤児に関する情報によると、現在1,500万人程のAIDS孤児がおり、2010年までには5,000万人になると推測されています。 またアフリカ中央部の5カ国では、エイズが親の死因の5割を占めています。
1.ユニセフの資料ー世界子供白書2008 「子どもの生存」(日本語)ーにエイズで両親を失った子どもの数(国別)が載っています。
2.上記ユニセフの資料に「すべての原因により孤児となった子どもの数(1ー18歳)」(国別)が載っています。
3.ユニセフの英語の資料の方に、1990年~2010年の5年ごとに調べた孤児の数が載っていますが、地域はサハラ地域のアフリカ諸国、アジア、ラテンアメリカとカリブ諸国の3つの区分けになっています。またこれらの地域の孤児の数の合計も載っています。
■説明
ユニセフは世界の子どもの置かれている状況に関する年鑑を発表すなかで、 世界では1日に約26,000人の子どもが死亡していると述べた。子どもが5歳の誕生日を迎えることなく亡くなっている人数は2006年では、970万人。