日本における子どもの貧困

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貧困

貧困の定義には「絶対的貧困」と「相対的貧困」があります。

「絶対的貧困」

絶対的貧困とは、収入や支出がある基準(貧困線)に達していない状態を指します。国際的な基準としては、世界銀行が2008年に設定した1日あたり1.25ドル未満という基準がよく使われています。世界で14億人が該当すると言われています。これは発展途上国によく見られ、衣食住が脅かされ、明日生きていけるか分からないような貧困です。

「相対的貧困」

相対的貧困は、国民の所得の中央値(所得の低い額から順番に並べたときにちょうど真ん中の額)の半分未満の所得しかない人々の割合を示すものです。

つまり、この場合の貧困層とは、国民の大多数の人よりも貧しい人々のことを指しています。

日本の子どもの貧困

日本で貧困が語られる場合は相対的貧困が問題にされます。

厚生労働省の資料によると、現在日本における子どもの貧困率は16.3%です。これは子どもの6人に1人が貧困層であるという計算になります。

相対的貧困は見えづらいのですが、子どもを取り巻く様々な問題が存在しています。虐待、犯罪、暴力、教育不足、進学の困難、就職の困難、経済、疎外感、本人たちの劣等感等です。

そして、相対的貧困の中にいる子どもたちの中には、どこにも行く場所のなくなってしまった子ども達がいます。

私たち礎の石孤児院は、居場所を失ってしまった子ども達の助けを行っていこうと、2014年より、ファミリーホーム開設運営及び、その援助を行っています。

2016年には社会福祉法人「からし種の会」の福島県郡山市ファミリーホーム開設事業に対し土地総取得費として36,396,079円、建物の総工費として41,052,945円の支援を行いました。今後も、日本各地にファミリーホームの開設を行っていく予定です。皆様の暖かいご支援の程よろしくお願い致します。